サラリーマンの副業と確定申告
副業初日の記事の前に、一つだけ書いておきたいことがあります。
今回はそれについて。
〜目次〜
#01 リスク回避のために
前回の記事で、『「食っていけない！」と啖呵を切ればいい・・・』と書きましたが、これは、半分本気で半分は冗談です。会社が副業を禁止している以上、啖呵を切ったところで、なんらかの処罰を食らうことになるでしょうから、それなりの対処（リスク回避）をしておかなければなりません。
今は誰もが自分の特技や自分の持っている情報や特技を発信できる時代です。
副業をいかに会社にバレずにやる！ということを記事にしたりYoutubeで発信している人がたくさんいます。
私もそういったものを見て、自分なりに対処しています。
この対処法を調べるにあたり、お金のことに対していかに自分が無知であったことがよく分かりました。
#02 確定申告
聞いた事はあるかもしれませんが、サラリーマンの方にはほぼ無縁ですよね。
サラリーマンが副業をするには、まず、この確定申告が必要です。
ただ、簡単にいうと、副業での収入が年間20万円以下なら、確定申告の必要はないそうです。
だけど、だけど・・・なんです。
#03 会社にバレる要因は住民税？？？
私の副業は、某大手ファミレスチェーンでした。
ここと雇用契約をして、契約社員として働いていました。
要するに、本業の会社と某大手ファミレスチェーンから給料をもらうわけです。
ここで、住民税の話です。
（以下、多少単語が違っているかもしれませんが分かりやすく説明するためなのでご容赦ください）
住民税は、社員の居住している区や市が企業に対して「〇〇さんの住民税は〇〇円です」のような通知をし、企業はそれを元に給与から住民税を天引きしています。今回の私の場合、雇用先が2社（本業と副業）あるので、2社での給与に対しての住民税額が市から「本業の会社」に通知されてしまいます。
もし、本業の経理担当がしっかりした方（語弊がありますかね）だと、その通知額を見て「あれ？〇〇さんの住民税多くない？？？」となるのです。これが会社にバレる一番の要因かもしれません。
#04 住民税からバレるのを回避するには？？？
#02で申し上げた年間収入額20万円以下は確定申告しなくてもいい・・・というのと、#03で申し上げた住民税からバレる・・・に、なんの関係があるの？？？と思いますよね。
これが、関係あるんです。
私の副業初年度はの副業年間収入額は20万円以下でした。
20万円以下は確定申告不要という情報を得ていたので、確定申告はしませんでした。
あれ？でも、そうしたら、副業分の住民税が・・・と思い、市の税金の部署？に出向いたのです。
「副業収入の分の住民税を自分で納付（普通徴収に）したいんですけど」
★ここで脱線しますが、住民税の納付方法は二通りあります。
「普通徴収」と「特別徴収」です。
「普通徴収」 → 個人事業主など、年４回もしくは一括で、自分で納付する
「特別徴収」 → サラリーマンなどの会社勤めの人。基本会社が納付するので、社員は毎月給与から天引きされる
話を戻します。
市の職員さんは、一瞬「あっ、えっ」という感じなりましたが、こちらの意向を理解してくれたようで、2社（本業・副業）の源泉徴収のコピーを渡し、15分ぐらいで手続きが終わりました。ただ、専用の書類がなくて、なんとなく不安な気持ちで市役所を後にしたのを覚えています。
その後、住民税額が決定して、納付税額の通知書が自宅に送られて来ました。
あの時の職員さん、ちゃんとやってくれたんだ・・・と思ってた１週間後、また通知書が送られて来たのです。
それも、納税額が多少違っていて・・・。
市役所に電話して確認しました。
結局のところ、私が「ふるさと納税」をし、その分の処理は確定申告しないでいい方法（ワンストップ特例）にしていたのに対し、副業分の住民税を普通徴収（自分で納める）手続きを市役所に中途半端な申告で行ったから、市役所の方で「あれ？？」ということになり、住民税の再計算をして２回通知書が送られて来たのです。
市の職員さんの話によれば、「こういうケースは意外と稀で、現場も混乱しかねないので、20万を超えなくても、住民税の一部を普通徴収にするのであれば、確定申告はしていただいたほうがいいですね」とのことでした。
なんだか複雑ですよね。
#05 なんとなくまとめ
「年間収入が20万円以下は確定申告不要」だが
「ふるさと納税をしたり、住民税の納付方法を変更する」のであれば
結論としては、
年間収入が20万円以下でも確定申告はしたほうがいい
いや、しないとダメだ
と思っていただいたほうがいいでしょう
副業をするにあたり、いろいろ調べた結果、サラリーマンは納税に関しては本当に楽だな・・・と思いました。
今回、ちょっとした勉強ができて、知識も増えて、本当に良かったと思いました。
今さらなが自分が恥ずかしかったなぁ。
あっ、最後に、確定申告・・・というと、「なんか大変そう」って思うかもしれませんが、副業でちょっとした小遣い稼ぎ程度の確定申告なら、なんの問題もありませんよ。難しいこともありませんでしたよ。
最後に、サラリーマンの副業が住民税でバレる？？？について、私よりも分かりやすく書いてあるサイトがありますので、そちらのリンクを貼っておきますね。
